桃青窯の三崎哲郎さんの初個展が、渋谷区神宮前の
Gallery蓮で開催されています。今日は、仕事を早々に切り上げて三崎さんに会いに行ってきました。
三崎さんの作品は、糸ぬき波状紋の大皿が特徴的で、この絵付けの奥義についてはかねてからいろいろ聞いてみたいなと思っていたのでした。伝統工芸展(日本橋三越)では作品に直に触れることはできませんでした。しかし、ここでは思う存分触れさせていただけます。
波状紋の絵付けのでは、釉薬のバリが出ないように糸の剥がし方に工夫を重ねたとのこと。見事な波紋です。
(黒いしみはデジカメが不調だったせい見たいです。)
今日は湯飲みを連れて帰りました。湯呑には作り手の技量が表れる、湯呑は作陶の基本だと三崎さんは言いました。
湯呑を作るときは、手数を揃えることが大事だよとも教えていただいた。手数を揃えることで、やがて形が揃うようになる。私は今、基本に立ち返って湯呑を繰り返し作ろうと考えているわけだが、次の練習では手数のことは考えてやってみよう。なんともタイムリーなアドバイスをいただいた。ありがたい。
三崎哲郎-食のうつわ展
2008年2月26日(火)~3月6日(木)まで
Gallery 蓮