小樽市の郊外から、小樽港を望む小高い岡の上に
手宮窯 吉田さんの工房がある。工房までの坂道はちょっと険しい。工房のホームページでは、「 坂道は辛抱 素晴らしい眺望、小さな工房 」と紹介されていた。確かにすばらしい。小樽港が一望に見渡せる。ちょっとみちに迷いながらも訪ねることができた。
(工房から臨む小樽港)
手宮窯を知ったのは、2年前。吉田さんは2年前の
ビアマグランカイ6でグランプリを受賞された。WEB上で見ていたが、実際に見るのは工房で初めてお目にかかった。
吉田さんには、突然であったが電話をして工房を訪ねたいとお願いした。忙しいにもかかわらず快く迎えてくれた。
吉田さんの作品は、赤土に色化粧土を施し、炭化焼成が多い。土は、信楽で、鉄分の多い、目の細かい土を使っている。焼成には電気窯を使っておられた。化粧土を使った絵付けは私の好きな感じだ。絵付けのことなどいろいろと伺った。化粧は濃いと剥げるし、薄いと地が出てしまう。ちょうど良い加減にするために工夫されているようだ。
小樽市内にある
ふうど館には、道内の陶芸家の作品を集めた展示がなされている。吉田さんの作品も展示販売されている。
オブジェのようなものを作るのは昔から好きだったそうだ。虫のさなぎのようなオブジェ。
工房でマグカップを譲ってもらった。化粧土の使い方の勉強になるかな。