良いものを眼で見て、指で触れて、感じることは、上達への近道だと思います。
昨日、
陶芸工房一閑の望月集さんが開いている展覧会を拝見してきました。展覧会は、
梅が丘アートセンターで開催されていますが、そこで、作品を前に作者と語らう「素材と造形を考える会」があることを知り飛び込みで参加させてもらいました。作品を前に話が聞けるなんてこれほどのチャンスはありません。
「徳利のカタチが遊ぶ」展は徳利とぐい呑みがテーマ。轆轤は使わずに、土の塊を割ってくりぬいて形にした徳利。塊から土を引くばかりではなく足して形にしてゆくのだそうです。円いばかりではなく四角も楕円も、カタチを楽しんでいるなぁって感じ。紐作りとも違うは趣きがあります。
作品は電気窯で焼いているのだそうです。1220℃の少し低い温度で6~7時間の長いねらしをかけて土の中から鉄が滲み浮き出てくるようにするのだとか。釉薬が溶けて表面を覆うだけではない。釉薬が土と融合しているんだよね。
一時間ほどの語らいの後、ギャラリーの丸谷さんご夫妻が宴を開いてくれました。ここでは、
ukkyさん、
cinnamonさん、
祖師谷陶房の野田先生にもお会いできました。陶芸ブログのプチ・オフ会みたいでした。陶磁郎など出版の裏話、楽しくお伺いしました。
望月先生、丸谷さんありがとうございました。
ちなみに私の作品。今日窯出しした蕎麦徳利です。DMと並べて見ました。ハクが違います。